ありがとう神イベ ~風雲絵巻特撮ネタ考察・後半戦~
このエントリーは、スマートフォン向けアプリゲーム「あんさんぶるスターズ!」(以下:あんスタ)にて開催された「暗躍!月影の風雲絵巻」に出てくる特撮ネタ、と思われるものを勝手に推察してまとめたものになります。
各公式関係者様とは一切関わりがない事、ストーリーのネタバレ(※過去イベスト含む)を含む事、また千秋くん程ではないものの少し特撮好きな筆者が「こうだったらいいのにな~」でまとめただけのものです。決して公式、正解ではありませんので重ねてご了承ください。オタク特有の関連付けとか妄想とかこじつけとかそういう根拠のない類のものです。あと読み辛い部分もたくさんあるかと思いますすみません。
というわけで後半戦です。長くなりますがお付き合い頂けますと幸いです。そしてイベントお疲れ様でした…!
4.千秋くんの開花前スチル紙袋
お土産をいっぱいに抱えた千秋くんの開花前スチル。「特撮の聖地」を楽しむ姿はとても微笑ましいですね。頭にお面をつけてますが、タイトーさんよりプライズで出ていたミニフィギュアと同じ位置になってます。持ってるので確認してみたのですがお面は少しデザインが違いました。(プライズのお面は目元が白で縁取りしてありました)
とまぁそれはおいといて。千秋くんが持ってる袋のカラーリング、「ああ流星隊の色だな〜」と思ってたのですが。一番手前の赤い紙袋、側面が白なんですね。
流星隊に白はいません。それにイベントやガチャストなどで「五人揃って流星隊」とほぼ必ず出てくるところからも、所謂戦隊ものでいうところの「追加戦士」は出てこないのでは、と思っています。(今のところですが)加えて黄色と緑が同じ袋でひとつに描かれています。
何故緑と黄色が同じ袋で描かれていて、白が入ってるのか?別に赤一色の紙袋でも良かったのでは?もしかすると実際現地であのような袋を使用されてるお店があるのかもしれません。単にデザインとしてで他意はないかもしれません。が気になったので過去の忍者モチーフとなった戦隊で似たカラーリングのところはないかな、と見てみたところ、ありました。最初の忍者モチーフ戦隊「カクレンジャー」です。
「カクレンジャー」は少し特殊な戦隊で、リーダーがレッドではなくホワイトです。(レッドはサブリーダー)これはホワイトが「鶴姫」という他のメンバーよりも立場・位が上だったことに起因しているようです。(詳しくはWikiで)
作中でリーダーを意味する色が二色、そしてそれらは千秋くんの持つ紙袋で一つのものとして描かれています。そしてこのカクレンジャーのカラーリングは「赤・青・黒・黄・白」。緑がいません。もしかして緑が少なめだったのはその為…?というこじつけ話でした。
5.劇中劇より(ⅰ)
さてストーリーは進んで劇中劇『風雲絵巻』が始まります。仙石くんはナレーションを神崎くんにバトンタッチして流星隊の仲間の元へ。そして登場人物の紹介を兼ねた名乗りが始まります。戦隊名乗りです。
忍「ひと~つ!ひとより、目立ちたい!」
翠「ふた~つ……。ふつうに、しのびたい…」
鉄虎「みっつ!見事に、ばらばらッスね~?」
奏汰「よっつ!よくわからないけど、なかよしです~♪」
千秋「いつつ!五人揃って流星隊…☆」
この「一つ!」「二つ!」とはじまっていく名乗り方をする戦隊がいます。「特捜戦隊デカレンジャー」(’04)です。
では何故名乗りが「デカレンジャー」を思わせるものだったのでしょうか。
実は「デカレンジャー」は久しぶりに「放送開始時から五人揃ってる戦隊」でした。
(スーパー戦隊シリーズ登場戦士一覧 - 戦隊別 戦士の色一覧表 - Weblio辞書)
そしてカラーリングも初代「ゴレンジャー」と同じ。イベント「スーパーノヴァ」で千秋くんの演説で出てきた言葉と類似する箇所がありますね。
もしかすると意識されてるのかな?という話でした。
6.劇中劇より(ⅱ)
仙石くんからナレーションを引き継いだ神崎くんが流星隊の面々を見てナレーションを続けます。
神崎「おお、あれは何であろう?鳥か?飛行機か?いや、忍者でござる!」
これはスーパーマンのキャッチフレーズのオマージュですね。
ここで海外のヒーローを挟んでくることによって、(ⅰ)で出てきた「デカレンジャー」のオマージュを受けて仙石くんのモノローグ(スーパー戦隊シリーズと仮面ライダー、平成ライダーと昭和ライダー、アメコミ・ヒーロー)に繋がります。
さて前半戦で「ゴーオンジャーだったらいいな」と話題にしましたが、その理由がもうひとつ、このモノローグ以降にあります。この部分を含めて「ゴーオンジャー」のオープニングに出て来る歌詞と近いフレーズがある為です。
特に、「生まれた場所が違えども、正義の色が異なっていても」という部分。
個人的には歌詞の中にある「生まれた世界は違っても/見た目や言葉が違っても/願いはつなぎあえる」に近いかな?と感じました。「昨日の自分をオーバーテイク」の辺りも、なんとなく今回の仙石くんを思わせるな、と。受け取る側によって印象は様々だと思いますが、どこか近いものがあればいいな、という話でした。
7.最後に
ここまでお付き合いくださってありがとうございました。筆者がピンときたのは以上になりますが、もしかするとまだオマージュされてる箇所があるかもしれません。もちろん冒頭で述べた通り、オタク特有の関連付けや妄想やこじつけが大部分です。公式でも正解でもありません。ただ、特撮好きとして「こうだったらいいな」と思わせてくれる場面がたくさんあったのでとても嬉しく、こうしてメモという形に残させて頂きました。少しでも暇つぶしになれば幸いです。
(2016/10/10)
ありがとう神イベ ~風雲絵巻特撮ネタ考察・前半戦~
作ってみたはいいがすっかり忘れてたブログの存在を思い出したのでこの機に使用したいと思います。※とても長いです。(2016/10/10詳細追記・変更)
ということでありがとう神イベ。
このエントリーは、スマートフォン向けアプリゲーム「あんさんぶるスターズ!」(以下:あんスタ)にて開催された「暗躍!月影の風雲絵巻」に出てくる特撮ネタ、と思われるものを勝手に推察してまとめたものになります。
各公式関係者様とは一切関わりがない事、ストーリーのネタバレを含む事、また千秋くん程ではないものの少し特撮好きな筆者が「こうだったらいいのにな~」でまとめただけのものです。決して公式、正解ではありませんので重ねてご了承ください。オタク特有の関連付けとか妄想とかそういう類のものです。あと読み辛い部分もたくさんあるかと思いますすみません。
今回のイベントは「流星隊」の仙石忍くんと「紅月」の神崎颯馬くんが☆5のカードになっておりストーリーの中心にきています。イベント予告時の千秋くんのセリフと颯馬くんの開花前カードから「東映太秦映画村」をモチーフにしているだろうと噂されてきましたね。てっきりみんなで新幹線で行くのかと思ってましたがそんなことはなかった。
さて、「特撮ヒーローユニット」の流星隊、このカラーリングには元ネタがあると以前より言われてます。というのも、スーパー戦隊はカラーリングが少しずつ違っているのです。流星隊と同じ赤・青・黄・緑・黒で構成されてる戦隊は過去に2つ。「超獣戦隊ライブマン」と「炎神戦隊ゴーオンジャー」です。
(スーパー戦隊シリーズ登場戦士一覧 - 戦隊別 戦士の色一覧表 - Weblio辞書)
そして上記リンクに詳細があるのですが、「ライブマン」は緑と黒の戦士が後から追加でメンバーに加入しています。つまり最初から五人でこのカラーリングだったのは「ゴーオンジャー」だけになります。
「ゴーオンジャー」の放送は2008年2月~2009年2月。あんスタリリース年が2015年なので、2015年4月時点で17才の千秋くんが10才~11才の頃に見ていた戦隊、ということになります。なんでこの年?と思ったのですが、ちょうど北京オリンピックが開催された年でもあったので、特に印象に残ってたのではないか、と思っています。余談ですが、千秋くん達が生まれた1997年放送分の途中からスーパーヒーロー戦隊は今の日曜朝へと時間が変更になりました。それまでは金曜の夕方だったそうです。
ということで前置きが長くなりましたが、流星隊の元ネタは「ゴーオンジャー」だったらいいのになぁ(※重要)、という個人的な感想を前提にして続きます。
1.”忍者と恐竜が嫌いな男児はおらん”
風の巻/第二話、仙石くんが「忍者お好きなのでござるか?」と蓮巳くんに問いかけたときの返答です。普段の真面目な副会長からは想像もつかなかったのでしょうね。実は現在放送中の「動物戦隊ジュウオウジャー」で40作目になるスーパー戦隊シリーズですが、当然過去に一度使用したテーマやモチーフを再度使うことがあります。その中でも忍者と恐竜はそれぞれ3作と多い方なのです。(※もっと多いのが動物ですが、複数テーマと組み合わせいることが多いので割愛)
97年生まれの千秋くん・蓮巳くんが小学校入学前にこのヒーロー戦隊を見ていた/見たことがある、と仮定すると、
02年放送の「ハリケンジャー」(忍者)、
03年放送の「アバレンジャー」(恐竜)
辺りでしょうか。そして作中時間を2015年とすると、2013年に「キョウリュウジャー」(恐竜)、そして現在「ニンニンジャー」(忍者)が放送中、というわけです。(この「ニンニンジャー」は千秋くんの親愛度イベントで「週明けに仙石と感想を言い合っている」からでも察することができますね)
合同イベントにするための説明を千秋くんがしていたので、当然今の特撮のことも話題に上がったでしょう。自分が幼い頃に見ていたものと同じモチーフが現在も採用されている、となると、「忍者と恐竜が嫌いな男児はおらん」という言葉が出て来るのかな?という話でした。
2.千秋くんのイベント
ノーマルイベントでぽんぽん千秋くんが忍者モチーフの特撮タイトルを挙げて、プレイヤー(転校生ちゃん)が選択肢を選ぶシーン。それぞれ放送年代は
カクレンジャー(’94)、ニンニンジャー(’15)、世界忍者戦ジライヤ(’88)、変身忍者嵐(’72)となってました。
カクレンジャーはまだレンタルで借りれそうだけど1988年や1972年の作品どうやって見たんだろう、というか知ったんだろう……と思ったのですが、東映公式youtubeにて2015年の秋までに実際に配信があったようです。詳しくは各作品のWikipedia/ネット配信の項目をどうぞ。
(※ジライヤは「ニンニンジャー」にゲスト出演したり、変身忍者嵐は「仮面ライダー響鬼」と関係があるようなので、色々調べるうちに行き当たったのかもしれませんね。もっと詳しいって赤影くらいしか出てこないんですが千秋くんどれだけ網羅しているんでしょう…)
さて、ここで「何一つわかりません」を選択すると、二通りの答えがあります。教えるので時間はあるか?と聞き返してくるパターンと、もうひとつ「仮面ライダーくらいは知っているだろう」というパターンです。
(「プリキュア?魔法少女ものなら詳しいんだな/特撮のあとにやってるから俺も見たことはあるぞ」という返答もありましたね)
この「仮面ライダーくらいは」というのがなかなか興味深い言い方で、ここ最近でこそ戦隊ヒーロー出身の俳優さんの知名度は上がっているものの、世間では長年「ライダー出身俳優の方が売れる」という認識が強いです。
(余談ですが玩具売上もライダーの方が上の事が多いです。特に平成ライダーの2期からは変身ベルトにアイテムが連動したこともあってコレクション性が高まったことも一因と言われています。ただ、玩具のギミックや他の影響もあって一概には断言できません。※詳しくはバンダイナムコさんの決算短信などをどうぞ)
つまり千秋くんも「(戦隊ヒーローより)仮面ライダーの方が知名度がある」と思っている、と取れるわけです。それでもレッドを目指す千秋くんは心底スーパー戦隊が好きなんだなぁと思わせる表現と感じた、という話でした。
3. 特大/緊急イベントのあれこれ(※この項目は特にこじつけがひどいです)
さてイベント中何度もみたこの画面…
(チャンバラ活劇ライブ)
(しのばないらいぶ♪)
(忍法披露ライブ)
(手裏剣瞬々ライブ)
この画面になる度にダイヤをパリンパリンと砕いてきたわけですが、なんとなく聞き覚えのある単語がちらほら…。ここは本当にこじつけなのですが、このライブ、いくつか過去特撮作品に出てきたフレーズを用いているのでは、と思ったので並べてみました。
(ⅰ)チャンバラ→「シンケンジャー」OP
(文字で見るよりも“チャンバラ”のフレーズがとてもインパクトのある曲なので視聴をおすすめします)
(ⅱ)しのばないらいぶ/はでにあばれましょう
→「ニンニンジャー」キャッチフレーズ(忍びなれども忍ばない!忍ぶどころか暴れるぜ!)
(その他、「ゴーカイジャー」の“派手に行くぜ!”や「キョウリュウジャー」の“暴れるぜ、止めてみな!”も?)
(ⅲ)”エンジンかかってきた”
→「仮面ライダードライブ」でOPに“Start Your Engine!”というコールあり(Start the Engineでエンジンをかける、の意/ただしこのフレーズはレース前のエンジン始動の有名なアナウンス)
残念ながら「手裏剣瞬々」ではそれらしいものがヒットしなかったのですが、個人的に(ⅱ)は近いのかな、そうだったらいいなぁ、ということで挙げてみました。
あとこれは全く根拠がないのですが。「仮面ライダードライブ」は2015年9月まで放送されていた作品で、主人公は真っ赤なボディが特徴的な警察官の仮面ライダーでした。
スーパー戦隊シリーズではありませんが、赤い正義のヒーローです。春先から千秋くんの姿を見てきた鉄虎くんが、もしかして少しだけドライブみてたのかな…?なんてことも考えたり。そして、「ゴーカイジャー」という特例を除いて、スーパー戦隊シリーズで未だに黒色だけは女性戦士が変身していません。40作ずっと、この色だけは男性戦士のものです。
※長くなってしまったので後半戦へ続きます。